ある時は忍者。


ある時は工事現場の作業員。



そんな多忙な我が子が寝静まった頃...

現れたアイツ・・・



KCダビッドソン。

誘ってもなかなかノって来ない彼。

なんとなく電話してみると

「２年ぶりにそろそろ糸巻き替えようと思って...」

という奇跡のタイミング!

なんだかんだ言って彼とは１番古い。


「ルアーなんて邪道や!!」

とか言いながら竿の先っぽにケミホタル付けて

ひたすら餌のブッコミやっていた頃から一緒に釣りしていた。

というか５コ上の先輩である自分にムリヤリ付き合わされていた。

という方が正しいかも...

そんなんやしモチロン鱸らしい鱸なんて釣った事無い。
（足元でバラシた事はあるらしい...）

そんな彼と久しぶりの鱸釣り。

しかし、アタリらしいアタリも無く終了。

まぁそんな甘く無いのがこの釣り。

今後、なんとか『うぉぉぉぉぉ！』

というのを味わってもらいたいと思うやさしい先輩の今日この頃。

数日前からの雨により例外無く大増水。

いつもはまったりとした流れのエリアも激流化している。

その激流に対して垂直にぶつかる強烈なインレット。

その強烈なインレットによって川の激流が遮られ、下流側の流れが緩む。

その下流側の１番上。

その１番上に出来る穴。

その穴へA.C.9inchを落とし、

ロッドを立て、竿先を使って強めにバシャバシャ...

バッボボボボッ!

落ち着いてから

ドスッ!!



異常に痩せている鱸。

でもそんなの関係ない。

100gのプラグを投げれて、激流から引き剥がすパワータックル。

である事を実感させてくれた。

そして今日は深追い禁物。

早めに撤収。

Type-west　

の、“なお”と涼を求めて本流へ。



ん～。ウェーダー暑ちぃ～し!!



お!



ムムッ!!



ランディング態勢に入っ...







根がかりかい!!

こういう事ヤリだした時点でもうムリ。



あんまり行った事ないエリアやったけど、

渓流とはまた違って断崖絶壁で、周りに木とか草とか生えてなくて、

5ftのベイトロッド思い切り振り抜けて気持ち良かった。

魚の写真が無いのは...そゆこと。。。

景色だけは本当に最高でした!

平日の夕方に釣りに行ける!

という年にほんの数日しかないという、

激レア日。

ナイロン30lbにスナップを結び、迷わずA.C.9インチを通す。

鮎の居そうな瀬と淵の隣接したエリアを選択。

ひと通り流すも気配なし。

増水気味で、いかにも!　やったけど、今日は時間にゆとりが有り、

場所にルアー合わすのではなく、このルアーに場所を合わす。

という戦略の為、下流へ。

車の窓を開け、ボリュームを下げ、耳を澄ましながらゆっくりと川沿いを観察。

夏の終わりを感じる涼しい風を浴びながら到着。

水位は高めで緩やかに川も流れてはいるものの、

肝心の流れ込みからの水がちょろちょろ...

良く見ると、まだ水から上げられて間もないが、すでに息絶えた鯔が捨てられている。。。

先行者と思われる。

外道は捨てる...



なんて自分勝手なんだ!

と、心で叫び、いろいろと考えてしまった。。。

気を取り直し、取り込み位置に玉網をセット。

いつもの様に少し離れた位置から足元を探る。

反応なし。

近くに生えている木のオーバーハングへピッチング。

スプールをサミングしながらロッドを持ち上げ、静かに着水。

ちょんちょん...

『っボゴン!!!』

いつもより音がデカイ・・・

「間」を持ってスッとアワセる。

水面下ではA.C.9インチの腹を横から咥えた鱸が首を振っている!!!

平常心を保つのが精一杯。

そして足元での突っ込み、ジャンプを何回か繰り返し・・・

ついに観念し、ランディング!!!!



ついに...

A.C.Minnow 9inchで。

自分で組んだロッドで。

鱸。




うぉぉぉぉぉ


しばし余韻に浸る。

。。。。。



リリース。



そしてさっきの鯔を川へ帰し、何ヶ所か行ってみるも、

さっきの出来事が頭から離れず、早めの帰宅。

そしてもう1回、誰も居ないリビングで余韻に浸る。。。

もう8月も後、数日。

そう、超小規模ダービーも残す所あと数日。

リミットクリアー済みのシロさんとアゼチさんと合流。

どメジャースポットで、入れ代わり立ち代わりルアー投げ倒されているであろう橋脚。

それでも目の前で結果を出すシロさん。（写真撮るの忘れた...）

偶然やマグレではなく、

完全にピンの位置で狙って出した鱸!!


これはもう神業やね。

色々勉強になります!

その後アゼチさん、『1カ所気になるトコある』と言って帰る。

数十分後、メール受信。

アゼチさんから。



経験と精神力。そしてヒキの強さ。。。

勝てる気しねぇ〜



もう帰ろ...



と言いつつ、ついつい寄り道。

足下の流れ込みに出来る薄いサラシ。

出来るだけ遠くから、（といっても2mが限界）

その際をテツミノーをちょんちょん◦◦◦（ここでの鉄板釣法）

そしていつもの音!

ボン!!

2mからの戦闘開始!

体感時間５、６分。



ここで掛ける魚は兎に角元気。

この前ジョインテッドクローでバラしたのもココ。

あの時もこんな感じやったなぁ。

キャストせずに獲った魚、

まさに最後の0投!

その後CD9で1匹追加したのは内緒...